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「東京から日本を変える」―これは都知事選における石原慎太郎都知事のスローガンです。国政レベルの公約を掲げ、東京から起こしたサジェスチョンで国を動かそう、というのが石原都知事の考え方でした。
作家から国会議員、そして大臣となり、今は都知事として3期目を迎えている石原都知事と、都政への挑戦をスタートしたばかりの私とでは、たどって来た道筋もその長さも違います。しかし、私は敢えて同じ言葉を信念として皆さんに伝えたいと思っています。情熱だって都知事に負けていないつもりです。
東京都の平成21年度一般会計予算は6兆5,980億円です。大阪府が約3兆円ですから、その財政規模の大きさが分かります。そして、そのうち7割以上を都税でまかなっています。「3割自治」「4割自治」と呼ばれる中で、東京都の国に対する財源独立性は際立っています。
東京都は、「一自治体」ではありません。都が率先して導入し、遅れて国が追従した法人事業税の外形標準課税の例などはまさにそれを象徴しています。GDPの2割を占める東京都を、国は無視できないのです。国民の生活圏から国を動かすというボトムアップができるのは、国が決めた枠にとらわれない政策を打ち出せるのは、数ある自治体の中で東京都ただ一つです。
東京だから、できることがあるのです。皆さんにも、もっと都政に興味を持っていただきたいと思います。
私は新人ですが、いきなり都政に挑戦するのではなく、サラリーマンや議員秘書として働いた後、これまで東村山市議として2期を務めてきました。
わずか2期の実績をことさらに誇りたい訳ではありません。それよりも、市議という最も地域密着で地元の皆さんと接することのできる立場で活動してきたこと、その声を直接聞ける立場にいたことが自分のアドバンテージだという思いがあります。本当の民意というものに草の根から触れてきた「叩き上げ」であるという自負があります。
政治家の世襲が話題となっていますが、私はいわゆる二世議員ではありません。二世であれば父親の選挙基盤を有効活用でき、将来国政に出るべく都議を「ステップ」と考えるのかも知れませんが、私はそのような考えは持っていません。
二世ではなく「叩き上げ」の自分だから地域の声を都政に反映していける。そう信じているから、都政に挑戦するのです。
最後に、私自身を語る上で欠かせないのが、素晴らしい方々との出会いです。
政治の世界に足を踏み入れて以来、私には様々な出会いがありました。若い私にとってはほとんどの方が先輩ですが、ここでは中でもお世話になった2人の先輩をご紹介したいと思います。
まずは、小池百合子衆議院議員。私も秘書としてお手伝いさせて頂きました。
ご存知クールビズの仕掛け人ですが、皆さんのイメージ通りの方です。もちろんいい意味で。何と言っても決断・判断の早さがすごい。コミュニケーションの中で瞬時に頭の中を整理して、複雑な諸問題に対してシンプルな結論を出していきます。さながら高性能のパソコンのよう。
また、マスコミ対応の上手さ、エレガントさはさすが元キャスターです。
皆さん、マスコミでのシャープなイメージで意外に思われるかもしれませんが、面倒見の良い親分肌な方です。大変感謝しております。
次に、倉林辰雄前都議会議員。
政治経験35年の大ベテランで、その経験を生かしたバランス感覚には感心させられます。政治の世界ですから当然多種多様な意見が出てくるのですが、それらを見事に調整し、収めることのできる方です。
また、とても物腰が柔らかく、時折こちらが恐縮するほどです。
ある意味で小池議員とは対照的ですが、小池議員をエースで4番とすると、倉林議員は全員野球をまとめる顧問の先生という感じでしょうか。
お二人を始め、素晴らしい諸先輩方との出会いが私の支えとなっています。
これからも、多くの方々との出会いを大切に生きていこうと思います。
「東京から日本を変える」という信念を貫くこと。そして、様々な出会いを我が財産としていくこと。
この二つが私の主義、すなわち“イズム”だと考えています。